S2000のユーザー車検を受けてきた。最後にかかった費用も公開するよ。

車検って必要あるのかい?

日本という国は車検という面倒な制度がありますね。あーアメリカに住みたいって車検のたびに思います。自分の車くらい自分で面倒見るよってね。しかも、最近は残価設定ローンで車買う人がほとんどでしょ?新車って経験上2回目の車検までノー整備でスルー出来るし本当車検って制度そろそろ時代錯誤ですよね。なんなんだよまったく。どうにかして税金を搾り取ろうとしているのが見え見えで嫌になります。まあまあ、車検に対する愚痴を話し始めたらきりがないのでそろそろ本題に入りましょう。タイトルにもあるように2年ぶりにS2000の車検を通してきました。

車検の前に整備をしますよ!

ということで、車検前の整備をしないといけません。というのも、僕は趣味でサーキットやジムカーナに行くんです。ということは車高やタイヤなどを結構攻めているわけです。そのほかではリアウイングなども装着していますので、車検に通らない可能性があるわけです。
でも、心配はご無用です。サーキットユーザーや車をカスタムするのが趣味の方々は車検用の部品というものを所有しているのです。(ほら、車検の意味ないでしょ?)ですので、車検用のタイヤホイールに交換します。そしてそのついでに車高を上げます。今回は車高調読みで5cm上げておきました。レバー比があるので実際何㎝上がったか覚えてないけど。最後にウイングを外します。ウイングは走行中に脱落すると危険ですのでしっかり固定されています。逆に言えば取り外すのが大変ということです。でもまあこれも毎回やっていることなのでちゃちゃっと済ませます。最後の整備はマフラーです。サイレンサーなしだと確実に車検は通りません。ですので、サイレンサーを取り付けて終了。これで大きい整備は終わりですね。

そのほか細かいところでいうと、ヘッドライトやポジション、ナンバー灯などのバルブ交換をしていきます。普通の車だと大体ボンネットを開ければアクセスできちゃうんです。なんですがS2000は作業性がめちゃくちゃ悪いんですよ。ヘッドライトのバルブ交換をするのにジャッキアップしてフロントのタイヤを外し、インナーフェンダーを外しやっとのところでヘッドライトにアクセスできるというわけです。今回はタイヤ交換をするついでにやっておきました。

予備検査を受けましょう。仮ナンバーを取得!

いよいよ車検当日の5/31です。車検証や自賠責をクリップで止めている際に気が付いてしまいました。。なんと、車検の有効期間が5/28になっています。ということは?車検が切れているではありませんか!ということで区役所に行き仮ナンバーを申請し、気を取り直して出発です。
毎回ユーザー車検をしているとはいえいきなり検査を受ける人は少ないと思います。車検場の近くにはテスター屋というものがあります。何をするところかというと、車検の検査の予行練習をしてくれるところです。しかも通らないところは直してくれるというなんとも心強い場所です。陸運局車検を通す方の90%以上はテスター屋で予備検査をしているのではないでしょうか。(僕しらべ)
予備検査はライトの光軸のズレを直してもらいほかの項目は合格でした。平成11年式でもしっかり整備すれば大丈夫なんですよ。ということで陸運局で本検査を受けます。陸運局で車検を受ける場合は予約が必要です。僕も事前に予約をしておきました。受付に行くとパソコンがあるのでそこに車検証の下部のQRコードを読み込ませます。そうすると、プリンターから必要な書類と検査票が出てきます。ずいぶん楽になりました。昔は書類に自分で記入しないといけない部分が多くて面倒でしたが、大体の項目は印字されて出てきます。必要な項目に記入しお次は自動車税と自賠責、検査料等の支払いに行きます。

基本検査は合格!

ここまで出来たら検査に行くだけです。なんて言ったって予備検査をクリアしてますから余裕の表情で検査レーンに行きます。ユーザー車検など車検に慣れていない人は一番端のレーンに行って検査員に「補助付いてもらえますか?」といえば補助付きで一つ一つ指示を受けながら検査をすることもできますよ。もしこのブログをみられている方がいらっしゃれば車検の受付の方に聞かれてください。僕も補助付きで検査をします。というのも2年に1回しか車検をしないので忘れちゃうんですよね。ということで、補助の検査員の方と一緒に一つ一つ検査を受けます。まずはサイドスリップ検査です。サイドスリップとはハンドルをまっすぐにした状態で直進した時に、どれだけ横にずれるかの値です。1メートル進んでプラスマイナス5mmの値に収まっていれば合格です。とは言え、窓から下を見るとラインが引いてあるのでハンドルを操作しながらラインからずれないようにすれば大体合格します(笑) お次はスピードメーターの検査は無事パスそして、ブレーキの検査です。ローラーの上に車を乗せブレーキの指示があったらブレーキを踏みます。僕の車はレーシングパッド(エンドレスのCCR-G)ですので当然合格。その次はサイドブレーキ。サイドは一回目不合格でした。そういえばサイドの調整してなかったのでワイヤーのびのびだったの忘れてた。気を取り直して2回目。サイドブレーキが引きちぎれるくらい引っ張ります。もちろん合格。そのままライトの光軸チェック、排ガスも合格。最後に下回りのチェックも合格したら、検査レーンを出て検査員に最終合格のハンコをもらいます。ニコニコの笑顔で検査員のところに行ったら「マフラーの音量が基準を超えている可能性があるのでもう一度検査レーンに行ってください」と。はいはい。いつ言われるんですよ。でもね。前回もこのマフラーで車検通ってるから大丈夫よ。て感じで検査レーンに向かいます。

まさかの不合格?

検査レーンに向かい、「マフラーの音量の再検査お願いします」というと音量を測る機械を持ってきて計測をします。計測方法はエンジンの最高回転数の3/4までアクセルを踏み、一定時間キープしてアクセルを離すという流れです。S2000は最高回転数は9000ですので6750まで回します。結果は101デシベル。ハイ合格ですと思っていたら。「101デシベルですのでこれでは駄目ですね」え?101デシベルじゃないの?と思っていたら「法改正があって96デシベル以下になるようにしてください」え?いやいやいや。すでにサイレンサーつけてるからこれ以上下げる方法がないですよ。。。ということでもなくいろいろな抜け道というか方法はあります。ここで明かすわけにもいかないので知りたいお方はご連絡ください(笑)
しかし、いろいろ対策しても98デシベルまでにしかならず、受付時間が過ぎたため終了。

結局合格するまでに3日かかりましたよ。ここまでくると本当にユーザー車検がお得なのかわかりませんよね。ともかく無事に車検終わりました。これで安心して2年間公道で爆走できるわけです(しないけど)1.2.3日とずいぶんかかりましたが車をいじっている時間が楽しいわけですよ結局。車検を通すと燃え尽きちゃうみたいで車検のために整備したこと(タイヤや車高など)を元に戻さないといけないけど6/27現在全く触っていないです(笑)これから夏本番で暑くなる前にやっておきましょうね。

車検にかかった費用を公開します!

最後に今回の費用を大公開!
ユーザー車検は世間的にディーラーや整備工場に出すより安いといわれがちですよね。いろんなサイトで安い!と言われてるけど実際にかかった費用がどのくらいか公開しているサイトはあまりないのかなと思ったのでお知らせしますね。

予備検査:1100円
重量税:37800円
自賠責:20010円
検査料:1400円
登録料:400円
計60710円
これが平成11年式S2000の車検費用です。ばっちり整備して完璧な状態ならこの料金でいけます。ここから今回僕がいろいろポカしてるのでその代金を追加します。

仮ナンバー代:750円×3回=2250円
再検査料:1300円×2回=2600円
交通費:1000円
計5850円

整備に1日、車検に2日半ということで日当1万円で計算すると2.5万円ですね。
すべて足すと
法定費用:60710円
再検査料等:5850円
日当:25000円

合計91560円です!
いかがだったでしょうか。以外に安い?高い?どう思うかは人それぞれでしょうが僕的にはめちゃくちゃ破格と思います。車検前の整備などもお店に出すとかなりの金額を請求されます。ちなみに車高調整をお店に頼むと1輪5000円は取られるので20000円かかりますからね。ヘッドライトのバルブ交換もS2000は大変なので結構請求されます。またタイヤ交換は3000円くらいは取られますしね。
僕のざっくりとした計算とイメージですがお店に出すと12.3万はかかるんじゃないかと思いますので、絶対にお得です。(自分に言い聞かせる)結局は何の世界でもそうですが、自分でできることをほかの人にしてもらうと手数料を取られるのは当たり前のことですよね。
といわけでS2000を車検にお得に出してみたというお話でした。長々ありがとうございました。

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